広島カープ優勝に見る理想の上司像
今年のプロ野球セントラルリーグは広島カープの圧勝で終わりました。
ここ数年いまいちの成績の阪神タイガースファンとしては、久々の優勝の盛り上がりにうらやましい限りですが。
さて、毎年プロ野球の優勝チームが決まると、監督が理想の上司像として取り上げられることが多いですが、今年25年ぶりのリーグ優勝に導いた広島カープの緒方孝市監督は取り上げられるのでしょうか。
緒方監督といえば、現役時代はいわゆる職人肌のプレーヤーで、成績も盗塁王はあったものの怪我が絶えず、三冠タイトルには届かず派手な活躍はありませんでしたが、好きなプレーヤーの一人でした。
佐賀出身で口下手な九州男児というイメージどおりの人柄で、マスコミ受けはあまりよくなかったようですが、今年絶好調な鈴木誠也選手を指して、神ってるなんて言って、前の緒方監督ではありえないような言葉が出てきたり。
優勝の要因は若手の成長とベテランの活躍がかみ合ったためなどと論評されてますが、緒方監督の何らかの精神的な変化と、選手の個性や自主性を重んじた緒方監督の姿勢が優勝という結果に結びついたんだと思ってます。
過去、理想の上司といわれた優勝監督の方々は誰一人として同じような人はおらず、勝てば官軍という言葉もあるとおり、理想の上司とはなにかというものはないのかもしれません。
同じ能力の人であっても、上司しだいではパフォーマンスも変わってくるでしょうし、上司と部下といっても人間同士の関係で相性もあります。
結果論ですが、いかにして組織のパフォーマンスをあげられるかということに尽きるのではないでしょうか。
世の中には、理想の上司像とか理想の上司の条件などをテーマにした管理職向け本が無数にあり、様々な分析がなされています。
でも自分なりに一つ言えることとして、組織メンバーのパフォーマンスを最大化するために、環境に左右されず柔軟な発想・転換のできる人が理想の上司と考えますが、いかがでしょうか?
柔軟な、といっても、言うことがコロコロ変わる人ではありませんよ(笑)