働き方改革
こんにちわ!白金の公認会計士Fです。
自分が20代のころは長時間残業も徹夜もいとわないいわゆるモーレツ社員でした。まわりも当たり前のようでしたし。
でもつらいとは思ってなかったですし、どちらかといえば仕事が楽しかったですね。
今思い返すとよくやってたなぁと感心するくらいですが。
日本の会社員といえば、長時間残業は当たり前のモーレツ社員というイメージが高度経済成長の時代から脈々と続いているのでしょうか。
安倍総理は9月2日に「働き方改革実現推進室」を設置し、職員への訓示の中で次のように言っています。
世の中から『非正規』という言葉を一掃していく。そして、長時間労働を自慢する社会を変えていく。かつての『モーレツ社員』、そういう考え方自体が否定される。そういう日本にしていきたいと考えている次第であります。(首相官邸ホームページより抜粋)
日本の大企業で感じることはとにかく無駄及び非効率が外国の企業又は外資系企業に比べて圧倒的に多いこと。
それはなぜなんだろうか。
終身雇用の名のもとに、仕事をしなくてもそこそこの給料をもらえ、手厚い福利厚生と手当てで守られているからなのか。
やたらと長くて報告だけの生産性のない多くの会議、効率化しようという意識がなく従前のやり方を変えない業務手順などが長時間労働を生み、仕事をやった気になっている社員。
極めつけは仕事の成果(マイルストーンの厳守)をシビアに求められず、さぼっている社員。
昼間のパチンコ屋やカフェは明らかにさぼっている会社員でいっぱいです。
こんな現状の中、安倍総理はどのように働き方改革をやっていくのか?
日本の企業文化の問題なので、国がどうこう言う問題ではないと思うのですが。
シャープを買収した台湾・鴻海(ホンハイ)の戴副総裁は、「シャープは金持ちの子供のようで贅沢。期限やコスト意識がない。責任感もない。」と報道関係者に語ったそうです。(産経より)
日本の大企業の体質を如実に言い表している言葉ではないでしょうか。
行政も同様で、豊洲市場移転問題を議論していた先週の東京都議会 経済・港湾委員会の都庁職員の答弁、これがまさに他人事。
日本の大企業は自己改革をしなければ、シャープのように外資の傘下になってしまうのではないかと感じています。
まあ、その方が生産性も上がりよいのかもしれません。