日経平均株価は膠着相場を脱したのか?
こんにちわ!白金の公認会計士Fです。
今週から3月決算企業の第2四半期決算発表が本格化していますが、4月9月の円ドル相場は110円から100円の円高トレンドで推移したため、輸出企業を中心に下方修正が相次いでいます。
一方で、高度な技術やヒット商品・サービスを背景として高い成長性を保っている企業の上方修正もちらほらあり、日本企業の全面的な業績悪化というわけではなく、好不調がはっきり分かれているように見受けられますね。
為替相場に左右されない筋肉質な収益体制の構築がやはり日本企業の大きな課題です。
さて日本株市場、今年に入って円高が進行しアベノミクス相場も終わり、ダダ下がりの状況。
企業業績はすでに株価に織り込み済みとは思いますが、約3ヶ月くらい日経平均株価は16,000円から17,000円の間でボックス相場を続け、17,000円抜けを何回か跳ね返されてます。
上値を追いかけけるには何かきっかけがほしいのですが、決算の発表がそのきっかけになってほしいものです。
今日の日経平均は17,446円で終わり、4月25日の戻り高値17,613円超えも見えてきたし、何といっても今日の売買高が久々に20億株を大きく超えてきたので年末に向けていい傾向かと。
まあ、今日はリバランス売買も相当入ったようなので、来週以降の状況も見る必要はあるかと思います。
中国不動産バブルやアメリカ大統領選挙などなど日本経済に影響を与えそうな海外の材料が今後控えているので楽観視はできませんし。
今年は経済的な明るい話題があまりないので、株式市場くらいは明るい話題を提供してほしいものです。