プレミアムフライデー
こんにちわ!白金の公認会計士Fです。
プレミアムフライデー!経団連と政府が中心となって、導入の検討を進めていますが、今月中にも正式な発表がありそうです。
今はトランプ氏や韓国朴大統領問題、豊洲問題などニュースに事欠かない状況で話題として埋もれてしまうかもしれないので、一連のニュースが落ち着いた段階で発表かもしれませんね。
既にメディア等で報道されていますのでご存知の方も多いと思いますが、プレミアムフライデーとは?
経団連が立案して、経済産業省、小売・流通業界団体などが連携して、消費を喚起するために、月末の金曜日は15時に退社を促し、買物や旅行に充ててもらおうというのが構想の中身です。
どうも発案段階では、アメリカのブラックフライデーに習った形での導入を模索していたようですが、値引き競争につながってしまうという小売業界の懸念もあり、イベントと連動したワンランク上の上質なものやこと消費へ誘導したいとの企業側の理由もあったようです。
値引きセールじゃないよ!?ということでネーミングはプレミアムだそうです。
このプレミアムフライデー、どのくらい消費拡大効果があるのか?
長時間労働は減らない、有給休暇消化もままならない、賃金も上がらないという根本的な問題の解決なしに、イベントに頼ることしかできない政府、財界に限界を感じます。
それに、強制力があるものではないので、15時に退社できる人がどのくらいいるのか?
経団連加盟の大企業や公務員は導入が可能でしょうが、大半の企業は15時退社などできるはずもなく、できたとしても休日振替出勤や他の日の残業につながってしまっては本末転倒です。
ほんとにプレミアムフライデーが、消費拡大効果と実行可能性が高いというのであれば、ぜひ導入すべきですが、どう考えても両者とも低いと直感的に思いますがみなさんいかがでしょうか?
とにもかくにも、来年2月から毎月又は隔月で実施の見通しで、具体的な内容も近々に明らかになるでしょうから、それまでは見守るしかないですね。