会計税務業界はビジネスチャンスの宝庫?
こんにちわ!白金の公認会計士Fです。
先週11月11日に株式会社MS-JAPANという会社が上場承認され、12月15日に東証マザーズに上場することになりました。
このMS-JAPANという会社、多くの方にとってはなじみの薄い会社かと思いますが、士業と企業の管理部門に特化した人材紹介会社です。
自分は事業会社勤務時代、人事業務も行っていたため、このMS-JAPANと関わりがあり、上場を目指しているなんてことも聞いていましたが、まさかほんとに上場するとは夢にも思いませんでした。
公表された新規上場のための有価証券報告書(通称Ⅰの部)も見ましたが、ここ数年業績を右肩上がりで伸ばしているようです。
人材紹介会社は数多くありますが、最近TVCMでよく見る即戦力採用をうたっているビズリーチなど特色のある、あるいは業種に特化した人材紹介のニーズが高まっているのかなという印象を持っています。
さて会計税務業界について、AIの活用で将来なくなる職業として、経理業務や士業なども言われているわけですが、この業界をターゲットにしたビジネスは増えているのではないでしょうか。
先のMS-JAPANしかり、良し悪しは別にして税理士紹介サービスを行っている企業は数多くあり、会計事務所をターゲットにしたM&A仲介会社もここのところよく耳にするようになってきています。
新規ビジネスを始める際、これから伸びていきそうな商品、サービスを開発、開拓することが一般的だとは思いますが、いわゆる斜陽産業の市場をターゲットにビジネスを展開することは成功のカギとなるのでしょうか?
市場拡大が見込める業種、業界に参入することは、確かに成功する確率は高いのかもしれませんが、有望市場であるがゆえに参入してくる企業が多く、他の参入企業よりも何か優位性のあるものがないと、結局そこそこで終わってしまう、あるいはなかなか売上が伸びないということに陥ってしまうのではないかと思っています。
斜陽産業で市場がシュリンクしていくことが見込まれる場合であっても、斜陽となった理由は何かしらあるわけで、違う切り口でビジネスチャンスを探ってみるというのも、成功の秘訣かもしれません。